ACTIVITY

■ 構造デザイン交流会2016

■ 鉄筋コンクリート造建物   の改修効果の検証

■ 構造設計におけるBIMの   活用

■ 鷲紙づかみ(わしづかみ)

■ oRyza Roof

■ BIMによる鉄筋モックア  ップのパネル展示

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 2016.6.25にJSCA東北が主催する「JSCA東北支部30周年記念行事・構造デザイン交流会2016」が仙台メディアテーク1Fで行われました。
 構造デザイン発表会において、弊社は構造設計ツールにおける先進技術への取り組みとして、BIMへの取り組みについて発表しました。
 動画付き発表資料をご覧ください。

 プロローグ/井上のコメント

 新しいツールの開発は、どのような業界においても、働き方を変え、企業経営にも影響を与えます。
 それでは構造設計においてはどうでしょうか。
 「10年後を見据えて行動する」そんなテーマで、企業や団体が活動しているケースをよく目にします。
 そんなとき、私は10年後の未来とは、どのような姿なのだろうと考えます。
 そろばんや計算尺で設計した時代や、製図版やT定規で作図していた時代は、たったの30年前です。その後、電卓やパソコンの性能が向上し計算ソフトを含む高性能の計算ツールが手軽に購入できるようになりました。
 また、設計事務所からは製図版が消え、モニター上で作図するのが当然の時代です。
 昨今の技術発展で言えば、構造設計同様に、高い安全性が求められる自動車の運転が、人工頭脳を組み込んで実用段階に入っています。
 建築技術も、過去の10年間よりこれからの10年後の技術は、さらに加速度的に高性能化してゆくはずです。もし、日々の構造計算がルーチンワークと感じているならば、10年以内に人工頭脳が私たちの仕事を奪ってしまうはずです。

 構造設計者は、普遍的な構造力学を基本としつつも、法律の変化やコンピュータやソフトメーカーに翻弄されながら、そして矛盾ややり場のない憤りを感じたまま構造計算を遂行していると思います。しかし、経営者であるならば、新入社員の30年後の生活の安定を保証する必要があります。だからこそ、未来を正確に予測し、彼らの行動の道筋を示すことが使命だと思います。

 そのうえで、ここでは10年後に構造計算の伝達手段として主流になっていると思われる「BIM」の活用の一端をご紹介いたします。
発表者とスクリーン