まず初めに行ったのが、宮城県登米市内の某病院です。弊社で耐震診断と耐震補強設計を行いました。通常は耐震補強の効果は“工事済み”ということでしか示せませんでしたが、常時微動測定によりその効果を数値で示せたらどうか…船木准教授とのコラボが始まりました。この建物は3.11東北地方太平洋沖地震の前に補強効果を確かめる測定を終えており、補強効果を数値で確認できていました。また、3.11東北地方太平洋沖地震の後にも測定し、剛性に変動が無いことから損傷が無いと考えられ、大地震後の建物の健全性も確認できました。
2015.8.8には第4回目の測定を行い、建物の経年変化などの影響を確認します。
これらの報告は、社団法人日本建築学会と公益社団法人日本コンクリート工学会において発表しています。